バイデン氏の機密文書持ち出し事件は「記憶力の欠如」で無罪に トランプ氏と比較して「ダブルスタンダード」はひどいが、ボケ老人(?)扱いで民主党はパニックに
2024.02.10
画像:Consolidated News Photos / Shutterstock.com
《ニュース》
アメリカのバイデン大統領の自宅などから機密文書が見つかった事件で、捜査を担当した検察官が「刑事訴追を見送る」と発表しました。
《詳細》
バイデン氏は2022年11月以降、自宅のガレージや個人事務所から複数回、機密文書が見つかっており、米司法省はロバート・ハー氏を特別検察官に任命し、捜査に当たらせていました。そして8日、ハー氏は捜査の終了を意味する報告書を公表しました。
報告書は、バイデン氏が副大統領を引退した2017年以降、「トップ・シークレット」に指定されている軍事やアフガニスタン政策に関する機密文書を持ち出したと認定しています。またバイデン氏は、自身の回顧録(2018年発刊)を執筆したゴーストライターのマーク・ズウォニッツァー氏に、機密資料を漏らしたとしています。ズウォニッツァー氏は、特別検察官が捜査していると知り、バイデン氏との会話の録音を削除したといいます。
しかし報告書は、「バイデン氏が機密文書を『意図的』に持ち出したことは事実だが、刑事訴追するのに十分な証拠が見つからなかった」と結論付けました。その理由として、捜査に協力的だったことに加え、「記憶力が著しく制限されている」としています。
例えば、バイデン氏は法廷での質問に対し正確に答えられなかったといいます。自身が副大統領だった時期(2009-2017年)を思い出せず、さらには自身の長男・ボー氏の命日(2015年)さえも思い出せなかったというのです。以上を受けて、報告書はバイデン氏を「同情的で、悪意のない、記憶力の乏しい高齢者」と表現しています。
これに対し、バイデン氏は同日夜の会見で、「息子の命日も覚えていないという言及さえある。いったいどうしてそんなことが言える」「私の記憶力は確かだ」と反論しました。そして、「私は大統領であり、この国を立ち直らせた。私が就任以来やってきたことを見てほしい」と訴えました。
なお、記憶力をアピールした後、バイデン氏は、パレスチナ・ガザ地区での紛争に関する質問に答える際、エジプトのシシ大統領のことを「メキシコの大統領」と言い間違えており、多くの懸念の声が上がっています。
《どう見るか》
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内
YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画