グレタ氏、石炭採掘反対デモで一時拘束 欧州の石炭利用増加の背景に“風力のあまりの頼りなさ"がある

2023.01.19

ツイッター上で拡散されているグレタ氏拘束時の様子。警察に脇を抱えられながら笑みを浮かべる様子に疑問の声も上がっている。

《ニュース》

スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏がこのほど、ドイツ西部で行われた大規模デモに参加し、警察に身柄を一時拘束されたことが報じられ、話題になっています。

《詳細》

ドイツ西部のリュッツェラート村は、炭鉱の拡大に伴って廃村となることが決まっています(現在、村民はいない)。これに対し気候危機を訴える活動家らが抗議すべく村を占拠。裁判所の退去命令を受け、警察が強制排除に乗り出しましたが、国内外からさらに多数の活動家が集まって抗議していました。

14日はグレタ氏も参加。他の参加者と共に、鉱山の危険な地帯に立ち入ろうとしたため、警察に身柄を一時拘束されました。

抗議活動の背景には、「脱炭素」の先駆けとなってきたドイツが、ロシア―ウクライナ戦争に伴うエネルギー危機などを受け、停止していた石炭火力発電所を再稼働させるなど、石炭利用を拡大していることがあります。2022年におけるドイツのCO2排出量は5.3%増加しています。

グレタ氏は今回のデモに際しても演説で、「ドイツには大きな責任がある」と訴えるなどしました。

《どう見るか》

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タグ: 鉱山  デモ  拘束  電力  風力発電  石炭  エネルギー供給  グレタ・トゥーンベリ 

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