「アキラとあきら」 - リバティWeb シネマレビュー

2022.07.28

© 2022「アキラとあきら」製作委員会

 

2022年9月号記事

Movie

アキラとあきら

 

二人の若きバンカーの逆転劇

【スタッフ】
監督:三木孝浩
【キャスト】
出演:竹内涼真、横浜流星、髙橋海人(King & Prince)、上白石萌歌/児嶋一哉、満島真之介、塚地武雅、宇野祥平
【配給等】
配給:東宝
【公開日】
2022年8月26日より全国東宝系にて公開

 

© 2022「アキラとあきら」製作委員会

 

【レビュー】

父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛と、大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬。

偶然、同じ名前を持った二人は、日本有数のメガバンクに同期入社する。

人を救うバンカーになりたい山崎と、情を排除し冷静に仕事をこなす階堂は、銀行員としての信念が対立。ライバルとしてしのぎを削るも、信念を貫いた山崎は左遷されてしまう。一方、順調に出世していた階堂にも、親族同志の争いという試練が立ちはだかり……。

『半沢直樹』『下町ロケット』シリーズなど、数々のベストセラーを生み出してきた作家・池井戸潤の同名小説を、青春映画の名手として数々の作品を大ヒットに導いた三木孝浩監督が映像化。アキラとあきらの対決や逆転劇を見事に描き、新境地にして傑作を送り出した。登場人物の感情を伝える巧みな心理描写や映像美は、三木監督の真骨頂と言えるだろう。

乗り越えられない"宿命"などない──時にぶつかりながらも、互いを認め合い、未来に希望をかけて全力を尽くすアキラとあきら。二人の若きバンカーによる奇跡の逆転劇に、胸が震える。

 

ザ・リバティWeb シネマレビュー

「アキラとあきら」

(星4.5。満点は5つ)


タグ: 髙橋海人  池井戸潤  横浜流星  上白石萌歌  アキラとあきら  シネマレビュー  2022年9月号記事  竹内涼真 

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