中国南部で深刻な豪雨被害 "季節外れの雹嵐"や"赤く染まる夜空"に何を感じ取るか
2022.06.11
2021年7月、豪雨により長江の水位が危険領域まで上昇した時の様子(中国・武漢)。画像:sleepingpanda / Shutterstock.com
《ニュース》
中国南部を中心に、先月下旬から記録的な大雨が続いています。洪水や地滑りなどが発生し、被災者は数百万人に上っていると見られます。中国国営の新華社通信やCNNなどが報じました。
《詳細》
大雨の影響は、江西省、湖南省、広西チワン族自治区、広東省、福建省、海南省、四川省、雲南省、重慶市など、広範囲に及んでいます。
中国当局によると、湖南省では28万6千人が避難し、179万人が影響を受けたと、CNNが報じています。2700軒以上の家屋が倒壊・損傷し、経済被害は推定40億元(約800億円)以上に上るといいます。
ただ、被災者数などの統計を公表していない省も多く、実際にはさらに大きな被害が出ていると見られています。
複数の地域の降水量は例年の3~7割ほど多く、中国気象局は、農作物の収穫に影響が出る恐れがあると警告しています。
《どう見るか》
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