米海軍が南シナ海で「航行の自由作戦」を実施 中国が海上安全改正法導入後初めて 日米共同で軍事的プレゼンスを示すべき

2021.09.11

《ニュース》

米海軍第7艦隊はこのほど、ミサイル駆逐艦「ベンフォールド」が南シナ海の南沙諸島ミスチーフ礁付近で「航行の自由作戦」を実施したと発表しました。

《詳細》

中国が1日に「改正海上交通安全法」を施行して以降、南シナ海域内における米軍艦の初の航行です。

同法は、外国船舶が中国領海に入る際、目的地や運搬中の貨物の内容などを報告することを義務付けています。さらに、中国領海の安全を脅かす可能性があると判断された外国船舶を退去させ、また追跡するなどの権限を、中国の海事局に対して与えています。

今回、米海軍が南沙諸島のミスチーフ礁付近を航行したことを報告しなかったことについて、中国は米軍艦が「違法」に領海に侵入したと批判し、「アメリカは南シナ海の平和の最大の破壊者」としました。

一方で第7艦隊は8日、声明の中で「中国側のコメントはすべて間違いで、我々を止めることはできない」とし、「適法な海洋作戦を誤った形で伝え、行き過ぎた不正な海洋権益の主張をするための(中国の)行動」の一環と反論。「(ベンフォールドは)国際法に沿って(ミスチーフ礁がある)スプラトリー諸島で航行の権利と自由を行使した」と表明しました。

《どう見るか》

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タグ: 第7艦隊  ベンフォールド  憲法九条  南シナ海  領有権  領海  航行の自由  南沙諸島 

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