夢の発電方法か? 人工の光合成による発電開発
2011.04.30
2011年6月号記事
福島原発事故をきっかけに、より安全で安心な発電方法に世の関心が集まっている。その中で今一番実現性が高く、しかも全く新たな発電方法がある。米マサチューセッツ工科大学のダニエル・ノセラ博士らが発表した、植物の光合成の原理を利用した発電方法だ。この方法によれば、太陽光発電よりもはるかに効率的という。
具体的には、コバルトとリン酸塩を使って、植物の葉とそっくりの働きをする「人工葉っぱ」を作り、水に浸して、水の分子を分解させ、電気を発生させるというもの。家庭で出た生活廃水1・5リットルで1日分の電力をまかなえるという。
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