弘法大師 空海の法力の源泉に迫る - 地域シリーズ 四国
2021.03.29
徳島県吉野川市川島町の川島潜水橋。第十番切幡寺から、第十一番藤井寺に向かう遍路道としても親しまれている。写真提供:ピクスタ
2021年5月号記事
地域シリーズ・四国
弘法大師
空海の法力の源泉に迫る
5月公開の映画「美しき誘惑─現代の『画皮』─」。
主人公の一人、塩村太郎の過去世の僧侶「海空」のモデルは弘法大師空海だ。
魔法のようなその法力の源泉は一体何だったのか。
(編集部 河本晴恵)
日本で最も有名な僧侶の一人である、空海。現在の香川県である讃岐に生まれ、四国各地で修行を積み、「弘法大師」として広く知られる。
「お大師さんというと、とっても身近に感じますね。『親しみがある』感じがします」と香川県の60代男性は語る。
弘法大師ゆかりの寺院・四国八十八箇所を巡る「お遍路さん」は、「同行二人」、つまり、弘法大師と共に巡礼しているとされる。「お大師さん」の存在は、人々に溶け込んでいる。
祈りでイナゴ撃退
空海は、全国各地で魔法のような法力を発揮した伝説を残したことでも知られる。
例えば、「空海が錫杖でトントンと示した場所を掘ると、井戸水が出た」といった「大師水」の伝説は枚挙にいとまがない。他にも、「雨乞いをして雨を降らせた」「病気を治した」「温泉を掘り当てた」「大師に親切にしたところ、その後、豊作になった」「大師に不親切にしたら、芋が石になった」といったものも多い。
大川隆法・幸福の科学総裁は、法シリーズ最新刊『秘密の法』では、イナゴの大発生で穀物が食い荒らされた際、空海が祈祷したところ、次の日に全て消えていた、という逸話を紹介。「こういったことは、昔は、『僧侶の仕事』だった」と説いている。
また、大川総裁が2020年10月、徳島県で行った法話「降魔の本道」では、弘法大師空海が「法力でもって悪魔とも戦えるような方であった」と説く。
弘法大師空海が発揮した法力とは何なのか。その源泉である、空海の悟りとは──。
香川・空海の「求道心」
徳島・阿波富士・高越山と空海の深い関係
高知・空海がたどり着いた悟りとは
「大毘盧遮那仏」は、生前の空海の悟りをどう見るか
現代における「法力」とは
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