日本の教科書に反発 韓国、竹島実行支配強化
2011.04.02
韓国の李明博大統領が、日本の教科書の「竹島」をめぐる記述において、竹島(韓国名:独島)の実行支配を強化していくと言明した。
3月30日に日本の教科書検定結果が発表され、合格した七つの出版社のうち6社が竹島について「日本固有の領土」としたことについて、1日、李明博大統領は大統領府春秋館で行われた特別記者会見で「これはわれわれの領土だ。われわれが実行支配している。引き続き実行支配を強化していく」と述べ、島に設置されているヘリポートの補修や宿舎の建設を進めていくことを改めて強調した。すでに31日には韓国・聯合ニュースで、韓国政府が竹島のヘリポートの改修工事に着手したことが報じられている。
また、領土問題においては、中国も31日に発表した国防白書で、尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題では絶対に譲歩しないと言及している。
東日本大震災で両国から支援を受けていることについては感謝をしなければならないが、領土問題は領土問題として、日本の領土であることをはっきりと主張しなければならない。そのうえで、実際に行動に移していくことも必要だ。李大統領は竹島における日本の姿勢について、「遠くから自分のものだと主張する人たちとは違う」とも述べている。(吉)
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