かんぽ生命の"詐欺商法" 必要なのは「徳力」や「人格力」

2019.08.03

かんぽ生命保険(以下、かんぽ生命)の不適切な販売が、大きな問題になっています。

かんぽ生命と日本郵便は、顧客に新旧の保険契約を重複して結ばせて、保険料を二重払いさせたり、数カ月間、無保険状態にしたりしていました。

かんぽ生命は、日本郵政傘下にある会社です。同じく日本郵政の傘下にあり、全国2万局を超える郵便局を抱える日本郵便が、かんぽ生命から生命保険の販売を請け負っています。

郵便局の局員が高齢者の自宅を訪ね、かんぽ生命の保険を勧め、何度も不自然に契約・解約を繰り返させたりしていました。これは、保険料を二重で徴収することを目的とした"確信的な犯行"です。

こうした事例は、過去5年で約18万3千件に上りました。件数のあまりの多さから、組織的な取り組みであったことは明らかです。はっきり言って、顧客を騙す「詐欺商法」です。

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