子供の虐待を防ぐために多くの機関の連携を 神奈川NPO「つなっぐ」公開講座 (後編)
2019.06.18
「つなっぐ」主催の市民公開講座の様子。
千葉県野田市で、小学4年生の栗原心愛さん(当時10歳)が父親に虐待を受けて死亡した事件は、社会に衝撃を与えました。心愛さんは性的虐待を受けていた疑いがあり、一時保護していた柏児童相談所はこのほど、それを認識していたことを明らかにしました。
本誌7月号では、「児童虐待から『親子』を救う」という題で、児童虐待について取り上げ、4月に設立されたばかりのNPO法人「神奈川子ども支援センターつなっぐ」(以下、「つなっぐ」)を取材しました。
この団体は、行政や医療、司法、教育、民間団体など、さまざまな機関をつなぎ、連携させることで、虐待から子供を救うことを目指しています。「つなっぐ」は5月中旬、横浜市で市民公開講座「子どものSOSを支援につなげる ~私たちに何ができるのか」を開催。医療や教育、司法関係者(検察、警察、弁護士)がパネルディスカッションで意見を交わしました。
本記事では、本誌に掲載しきれなかった公開講座の内容をご紹介します。今回は後編。
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