メディアも国民も「生と死」を鋭く意識

2011.03.19

今回の震災被害を機に、テレビや活字メディアが「命のかけがえのなさ」や「命を賭けることの崇高さ」を積極的に伝え始めている。週刊朝日3月25日号は「奇跡の生還」と題し、今回の大震災でからくも生き延びた人たちの話を、現地で5人の取材班を組んで取材・特集している。こうした話は現地に無数に埋もれているに違いない。

一方、18日付の朝日新聞社説は、放射線被曝のリスクを冒して原発事故と戦う人々にこう言及している。「生命をかけてこの難局に立ち向かう人びとの被害が、最小限に抑えられるように」「『事に臨んでは危険を顧みず』と宣誓して入隊する自衛官。同じく(中略)警察官」「最前線でこの災禍と戦う人たちに心から感謝」。

記者は今朝の出勤途中、編集部の最寄りの駅前で、通行人の30歳前後の女性二人連れの会話を耳にした。一人が、誰かと電話で交わした会話について、キッパリとした口調でこう話していた。「……だから、生きてるうちに会おうって言ったの」。

今回の被災で日本中が痛感したように、死は、ある日突然にやってくることも多い。昔から「一日一生」という言葉はあるが、その言葉の通り生き切ることは簡単ではない。大川隆法総裁は昨年著した霊言シリーズの一冊で、維新の志士・吉田松陰の霊のこんな言葉を伝えている。ある意味で、これこそ人生の秘訣かもしれない。(司)

「日々、『今日で命が終わる』と思え。(中略)『今日一日で自分の寿命が終わるかもしれない』ということを自覚しなさい。そうしたら、今日の一日のあり方が違うであろう」

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