リッツ・カールトン流おもてなし講座 - 最終回 自分の力で、堂々と人生を企てる生き方を
2019.03.29
2019年5月号記事
仕事の成果が出る!
リッツ・カールトン流おもてなし講座 最終回
Special Interview
自分の力で、堂々と人生を企てる生き方を
「リッツ・カールトン流 おもてなし講座」で、さまざまな悩みに答えてくれた高野登氏に、連載の最終回にあたり、読者へのメッセージを聞いた。
人とホスピタリティ研究所 代表
高野 登
(たかの・のぼる)1953年生まれ。日本ホテルスクール卒業後、渡米してNYプラザホテルなどに勤務。ザ・リッツ・カールトン・サンフランシスコの開業に携わり、日本支社長となる。現在はホスピタリティに関する研修や講演活動を行う。著書は『品格を磨く』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間』(かんき出版)など多数。
高野登著
SBクリエイティブ
──3年にわたる連載、ありがとうございました。改めて、高野さんが考える「人材育成のポイント」を教えてください。
高野(以下、高): 分かりやすく話すために、林業の例え話をしたいと思います。
高: 木の苗を山に植林する場合、直根ごと植林するというのが本来の方法です。「直根」とは、50センチメートルぐらいの木の苗に生えている約1メートルの太い根っこのこと。この直根が収まるように、山の中腹に1メートル以上の深い穴を掘って植林します。直根から脇に伸びていく細い根は、「側根」と呼ばれています(下図)。
次ページからのポイント
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