中国で現金取引がたった3割に!? 日本もキャッシュレス経済に参入すべきか
2019.03.02
《本記事のポイント》
- 中国では、モバイル決済の利用が急速に伸びている
- アリババやテンセントは、モバイル決済を通じて世界経済圏を築こうとしている
- 電子マネーは盗まれる恐れがあるため、キャッシュレスに過度に偏るのは危険
中国政府は2月、「2020年末までに、農村部のどこでもモバイル決済ができるようにする」と発表しました。中国ではモバイル決済の利用が急速に伸びています。
2020年には中国の小売消費支出の割合において、現金が30%、カードが41%、インターネット決済が16%、モバイル決済が12%を占めると、予想されています。
中国でモバイル決済の利用が進んでいる理由の1つは、現金の信頼度が低く、使い勝手が悪いため。偽造通貨が横行し、取引ごとにチェックする必要があるため、小売店から嫌がられています。
もう1つの理由には、アリババとテンセントの熾烈な争いがあります。
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