天然資源の確保を目指す中国、東シナ海油田開発問題にはいつ火がつくか
2011.03.09
中国が新型ガス田の開発を加速する。開発するのは、岩盤層にある「シェールガス」と石炭層に含まれる「炭層ガス」だ。8日、日本経済新聞が報じた。
中国石油天然気集団(CNPC)が英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルなどと組んで2015年までに100億元(約1250億円)以上投じる。
中国の天然ガスの消費量は急激に増加している。中国ニュース通信社によると、2011年の国内天然ガス消費量は前年比約20%増の1300億立方メートルにのぼる見込みという。
だが一方で、海外に依存している石油は、中東情勢の混乱で価格が高騰している。そうした警戒感も高まってか、5日に開幕した全人代において、第12次5カ年計画では、エネルギー消費量の16%削減を打ち出した。
しかし、エネルギー消費量は今後ますます高まっていくだろう。さらなる天然資源の開発を急がざるを得ないなかで、もちろん日本との東シナ海の油田開発問題も沸き起こってくることだろう。(吉)
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