超高齢化社会へ進む中国 「一人っ子政策」のツケが現れはじめた?
2018.07.23
13億9千万人と、世界一の人口を誇る中国。その消費力に期待して、中国と経済的なつながりを強めようとする国も多くあります。
そんな中国の出生数が減り始めています。
2017年の中国の出生数は1723万人で、前年比で63万人の減少となりました。
これは中国に大きな衝撃を与えました。なぜなら、1979年から2015年まで行ってきた「一人っ子政策」を転換し、「二人っ子政策」に移行したばかりだったからです。
実際、二人目の子供の数は増えたようですが、2017年の一人目の子供の出生数は724万人で、前年比で249万人も減ってしまったのです。
このままいくと、今後、中国の人口は減少していきます。
なお、国連の統計によれば、2024年ころに中国はインドに人口ナンバーワン国家の座を譲る見通しです。
とはいえ、13億の人口を誇る中国の人口が少しくらい減っても、それほど大きな影響はないかもしれません。
問題はむしろ、いびつな人口構造にあります。「一人っ子政策」を採ってきたことで生じた人口構造のいびつさが、中国に与える影響について見ていきましょう。
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