アイルランド、14年ぶりの政権交代
2011.02.28
中東では民主化デモにより過激な政変が次々と起きているが、アイルランドでは「投票箱で民主的な革命が起きた」(統一アイルランド党・エンダ・ケニー党首)。
26日、アイルランドの下院総選挙の開票が行われた。与党・共和党が歴史的大敗を喫し、最大野党・統一アイルランド党が第一党となることが確実となった。1997年6月以来、14年ぶりの政権交代になる。
共和党が敗北した原因は、金融危機後のバブル崩壊に伴う銀行救済で財政難に陥ったことにあるとされる。統一アイルランド党は今後どのような財政再建を行うかが注目される。
先週、ドイツでもメルケル政権が、初戦となる州議会選で敗北を喫し、苦戦を強いられていることを伝えたが、世界的に政局が不安定化しているのかもしれない。日本においては菅政権が支持率19%にまで下落している。
2012年には米国、中国、ロシア、フランス、韓国など、主要国のリーダーが続々と代わる可能性がある。この中東や欧州の政変はその前振りか。2012年には新たな世界ができあがるのか。(吉)
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