北朝鮮・中国問題 日本に残された「選択肢」 元自衛隊幹部が緊急寄稿 (第1回)
2018.02.10
元陸自西部方面総監
用田和仁
(もちだ・かずひと)
1952年、福岡県生まれ。防衛大学校を卒業後、陸上幕僚監部教育訓練部長、統合幕僚監部運用部長、第7師団長などを歴任。元陸将。現在、日本安全保障戦略研究所上席研究員。共著に、『日本と中国、もし戦わば』 (SBクリエイティブ)がある。
韓国で平昌オリンピックが開幕しました。
しかし、その平昌からたった80キロの地点で国境を接する北朝鮮の金正恩政権は、オリンピック開幕の前日に、平壌で軍事パレードを行い、国際社会を揺さぶっています。
核・ミサイル開発を着々と進めている北朝鮮が、今後、アメリカ本土に届く核ミサイルを実戦配備してしまったら、アメリカの核の傘は無力化し、日本は北朝鮮の奴隷国家になりかねません。さらに、時間が経つにつれて、軍事独裁を強める中国こそが、日本にとって真の脅威であることがより鮮明になっていくでしょう。
そんな中、元陸上自衛隊西部方面総監の用田和仁氏が、本誌に寄稿。その内容を3回に分けて掲載します。今回は、その第1回です。
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