「カネ余り」解消に急ぐ中国、今度は預金準備率引き上げ
2011.02.20
中国人民銀行(中央銀行)は18日、金融機関が中銀に預け入れる預金準備率を24日から0.5%引き上げると発表した。各紙が報じている。
昨年11月以来5回目の引き上げになり、預金準備率は大手銀行の標準で19.5%になるとみられている。
中国では食品価格や不動産価格の高騰が収まらず、インフレ懸念が高まっているため、預金準備率を引き上げて、人民銀で余剰資金を吸収し、貸し出しに回る資金を減らすことが目的だ。
人民銀は9日にも、金融機関の貸出・預金金利を1年物でそれぞれ0.25%引き上げている。なかなか止まらない物価高に、今後も金融引き締めは続くことが予想される。(吉)
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