都議選で争点にすべきだった「待機児童」問題を、こう考えてみる
2017.07.09
先日行われた東京都議選では、マスコミが「都民ファーストvs.自民」という対立の構図をつくってあおったため、多くの有権者は、各候補者の政策を十分に吟味できなかったのではないでしょうか。
いま、都政の大きな課題として、「待機児童」の問題があります。
念のために確認すると、保育所とは、仕事などの関係で、家庭で育てることが難しい親御さんに代わって、0~5歳までの小学校に通う前の子供を預かる施設です。
テレビや新聞が「待機児童」と騒ぐので、保育所が増えていないかというと、そうではありません。
実は、東京では、新しく保育サービスを利用できる児童の数が前年から1万4千人以上増えています。にもかかわらず、待機児童は8,466人もいて、前年から652人増えているのです(2016年4月時点)。
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