中東の核ドミノの可能性
2011.02.16
内部告発ウェブサイト・ウィキリークスが暴露した米外交公電によると、サウジアラビア、エジプトは、イランが核兵器開発に成功した場合には自国も核開発に着手する可能性があると米国に警告したという。
昨日も報じたが、幸福の科学・大川隆法総裁は、2月13日の法話「セルフ・ヘルプと愛国心」のなかで、「イランが核武装を進めていますが、次はサウジアラビア、エジプトも核武装するでしょう」と述べた通りの動きだ。
イランがいつ核開発に成功するかは不明だが(2015年以降の見通しもある)、サウジなどの反応は、イランの核保有を引き金にして、中東で「核ドミノ」が起きる可能性を示したといえる。
本日のワシントン・ポスト紙でも、IAEAの事務局長の天野之弥氏が、コメントを寄せ" Iran is somehow producing uranium enriched to 3.5 percent to 20 percent. They are producing it steadily, constantly."(イランは何らかの手段で3.5%から20%程度まで濃縮したウランを着実かつ恒常的に生産している)と述べている。
NPT体制が崩れた場合、世界はどうなるのかという情勢分析をし、日本は米国の核の傘は機能するのか、議論すべきときにきている(HC)。
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