テクノロジーは「人間の終わり」をもたらすか
2011.02.16
TIME誌2月21日付号の表紙のコピーは「2045 人間が不死を手にする年」。
このカバー・ストーリーの内容は、人間が技術の力で人間の限界を超えた、「Singularity」と呼ばれる姿についての刺激的なテクノロジー記事だ。任意に抜粋して紹介する。
・39の特許と19の名誉博士号を持ち、ビル・ゲイツが「人工知能の未来を彼ほど予知できる人はいない」と言う技術者、Raymond Kurzweil氏。彼の予測では、今から35年後の2045年にコンピュータは、創造的知性も含めて、人間をはるかに越える知能を獲得して人間を凌駕し、それによって「人間の時代」が終わるという。
・それが実現すれば、われわれは自分の意識をスキャンしてコンピュータに取り込み、ソフトウェアというバーチャルな形で永遠に生き続けられるようになるかもしれない。
・これはSFでも何でもなく、グーグルなどがスポンサーになってNASAが主催する「Singularity大学」はすでに創設3年目を迎えている。Singularityが実現すれば、人類にとって、言語の発明以来の最も重要な出来事となるだろう。
・Kurzweilは言う。「皆さんが持っている普通の携帯電話は、私が40年前にマサチューセッツ工科大学で使っていたコンピュータに比べてサイズも価格も百万分の1で、機能は千倍もパワフルです。同じように今から40年経ったら、どうなると思いますか?」
宗教的見地からいえば、人間の持つ創造的知性は神仏の持つ創造作用を分け与えられたものであり、物質を超えたスピリチュアルな力に基づいている。この霊的真理に基づけば、「神仏と同根のパワー」という絶対性は、あたかも光速の壁のように、機械には超えることのできないものであるはずだ。2045年、果たして人間はどうなっているだろうか?(司)
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