翁長知事の埋め立て承認の記者会見に違和感 民主主義を考える

2015.10.16

沖縄県の翁長雄志知事が、米軍基地移設に必要な辺野古の埋め立て承認を取り消す手続きを行いました。翁長知事は取り消しに当たって記者会見を開き、「日本の民主主義を問いたい」と語りました。

県知事が、国家間の約束を反故にしかねない決定を行うことには問題がありますが、「民主主義」という"錦の御旗"を立てることで、正統性を打ち出しているように見えます。

また、9月に成立した安保法制では、反対派が「民主主義って何だ」と声を上げ、安保法制が成立すると「民主主義は終わった」と主張していました。

しかしながら、国民によって選ばれた政治家たちが行おうとしていることに「反対」を叫び、力ずくでやめさせることが民主主義だとすることには違和感があります。

かといって、多数決こそ民主主義だと肯定することも疑問が残ります。ヒトラーを誕生させたドイツの歴史を見ても、多数派が必ずしも正義とは限らないからです。

そこで、民主主義とは何かについて考えてみたいと思います。

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