社会保障は「セーフティネット」の原点に立ち返るべき――綾織編集長の『未来創造学』超入門【福祉編】
2015.09.21
※綾織次郎ザ・リバティ編集長は、2016年4月に新設されるハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)「未来創造学部」では、プロフェッサーも勤める。
政治や経済を一から勉強したい!!
そんな方のため、本コーナーでは綾織次郎ザ・リバティ編集長が、政治経済の「そもそも」を解説していきます。
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前回は『未来創造学』超入門【国際政治編】をお届けしました。
(リンク参照: http://the-liberty.com/article.php?item_id=10170 )
今回からお届けする【福祉編】では、人間を本当に幸福にする福祉のあり方について学んでいきます。
今、2017年4月に消費税率を10%に引き上げる際の負担軽減策について、与党の税制委員会で議論が行われています。そもそも政府が消費税を引き上げた理由の一つには、社会保障費が増えていることがあります。少子高齢化が進む日本にとって、社会保障の問題は避けては通れません。
第1回は「過度な福祉は誰も幸せにしない」というテーマです。理想的なセーフティネット、社会福祉のあり方について考えていきます。
セーフティネット自体が目的ではない
社会福祉を考える上で、まず問題となるのが「セーフティネット」です。
セーフティネットとは、個人や企業が、失業や倒産などで経済的な危機に直面し、最悪の事態に陥った時、保護する仕組みのことです。サーカスの綱渡りで万が一落下してしまった時でも、命を守るために張られたネットに例えられます。このセーフティネットが存在することで、リスクをとったチャレンジができるのです。
では、理想的なセーフティネットとはどのようなものでしょうか。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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