蓮如に学ぶ「水平権力」のつくり方 なぜ貧乏寺から百万人教団を組織できたのか
2015.08.30
蓮如像(画像は Joe Jones/flickr )
マイクロソフトのビル・ゲイツやアップルのスティーブ・ジョブズなど、社長や政治家が強力なリーダーシップを発揮し、社会を改革していく(垂直権力)例は多くあります。
一方、明治維新のように、身分がそれほど高くなくても、多くの人が集まり、横同士のつながりによって、社会を大きく動かす力(水平権力)を発揮することも、歴史上数多くあります。
そこで本欄では「水平権力」を発揮した例として、室町時代に活躍した、浄土真宗復興の祖・蓮如(れんにょ)の布教活動に焦点を当ててみます。
まずは蓮如の生い立ちと時代背景について紹介します。
親鸞の教えを一途に学ぶ
蓮如は1415年、京都東山にある浄土真宗・本願寺の僧侶の子として生まれます。蓮如が育った本願寺は経営的にどん底で、参拝に訪れる人はほとんどいない、全国的に全く無名の零細宗派でした。
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