2020年12月号記事

ニュースのミカタ 3

政治

米中どちらを取るのか──
選択の時は迫っている

その時"言語不明瞭"なら宰相失格

沖縄・尖閣諸島沖で、中国の動きが激しさを増しています。

中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突してから、今年で10年。過去最長となる111日連続、中国海警局船の航行が接続水域で確認されたばかりか、10月には、尖閣国有化以降最長となる57時間39分にわたり海警船が日本の領海へ侵入。無線で日本漁船に領有権を主張し、海域からの退去を求めました(10月15日時点)。

しかし、日本政府の対応は、依然として歯切れの悪さが目立ちます。

加藤勝信官房長官は記者会見で10月13日、外交ルートを通じて繰り返し中国に厳重抗議をしているとしたうえで、「引き続き緊張感をもって、わが国の領海、領土、領空を断固として守り抜くという方針のもと、尖閣諸島周辺の警戒監視に万全を期すとともに、中国側に対しては、冷静かつ、毅然と対応していきたい」と意味不明な言葉を述べるにとどめました。