ムラット氏(右)と対談する及川氏。

2018年12月号記事

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幸福実現党外務局長がウイグル人権活動家と対談

活動の原点は、神への信仰

幸福実現党の及川幸久外務局長は10月、ウイグル人の人権活動家、ムラット・ウイグル氏(33歳)らとともに、スイス・ジュネーブで行われた国連人権理事会のセッションに参加した。

ムラット氏は、フィンランド在住のウイグル人医師。中国で100万人から300万人のウイグル人が強制収容されているという「再教育キャンプ」の存在を、世界に知らせるきっかけをつくった人物だ。今回初めて国連を訪れる運びとなった。

2017年の夏、ムラット氏の母親が再教育キャンプに連行されたことが判明し、続いて父親も収容された。自身や親族に危険が及ぶリスクを抱えながら、ムラット氏は「家族だけの問題ではない」と活動を始める。

再教育キャンプの実態を報じるよう各国のメディアに働きかけ、ヨーロッパ各国を車で回り、街頭演説やチラシ配布を続けた。

当初メディアは「証拠がないと報じられない」というスタンスだったが、ムラット氏の活動が活発になるにつれ、ヨーロッパの地方メディアに取り上げられるようになり、今年4月には、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが再教育キャンプの実態を報じた。ムラット氏一家の事例も紹介されている。

セッション後、及川氏とムラット氏は対談を行った。及川氏が、両親が殺される恐れがあるにもかかわらず、活動を始めた理由を問うと、ムラット氏はこう答えた。

「私は神を信じています。神を信じ、死後の世界があることを信じています」

今生きている「この世」がすべてではないと信じているからこそ、両親や自身の命をリスクにさらしてでも真実を伝えるべきと考えたということだ。

また、及川氏が「日本がすべきこと」について言及すると、ムラット氏は「ウイグルが独立した際には、日本とウイグルが近しい同盟国になれると信じています」と、日本への期待を語った。

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幸福実現党東京都本部は10月、「中国国内の人権擁護を促進するための署名」1万1830筆を内閣府に提出するなど、中国の人権弾圧を批判している。

世界中でウイグル問題に関心が集まる一方、日本のマスコミではあまり取り上げられていない。日本人一人ひとりが、隣国の人権問題に関心を持ち、声をあげることが求められる。

対談の映像は11月上旬にアップ予定。THE FACTで検索!