2016年8月号記事

徳島に残る神武天皇の謎

歴史。それは、絶え間なく続く人間ドラマ。 嘘のような本当の話に迫る。

眉山の中腹に建つ「神武天皇ご尊像」。


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徳島駅から車で5分。名峰・眉山のふもとにたどり着く。眉山は、徳島のシンボルであり、頂上からは、徳島市内や吉野川を一望できる人気スポットだ。

その眉山の車道をしばらく走ると、神武天皇の像がひっそりと建つ。近くの案内板によると、像は、明治時代の1897年に、日清戦争の戦勝記念で作られたもの。当時は、神武天皇が生まれた宮崎と、この地の2つしかなかったという。

しかし、なぜ徳島に神武天皇なのか。歴史書『古事記』や『日本書紀』を読んでも、神武天皇が徳島に上陸した記録はない。像がある理由がはっきりしない。

次ページからのポイント

神武東征の舞台は徳島?

吉野川は2つある

神武天皇は日本を創成された / 大麻比古神社宮司 圓藤恭久氏