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ウクライナ南部のクリミア半島とロシア本土を結ぶ「クリミア橋」がウクライナの仕業と見られる攻撃を受け、ロシアのプーチン大統領は17日、「新たなテロ攻撃」だと断じ、「ロシアから返答があるだろう。国防省が適切な提案を準備している」と報復すると宣言しました。その後、18日にウクライナ南部の都市を巡航ミサイルなどで攻撃しています。

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ロシア当局は、今回の攻撃によって民間人の夫婦が死亡し、その子どもが負傷したと発表しました。仏AFP通信は取材に応じたウクライナ情報筋の話として、「ウクライナ保安局と海軍による特別作戦で、水上ドローンが攻撃した」と報道。ウクライナのポドリャク大統領府顧問はSNSのテレグラムに「ロシアの大量殺りくの道具を運ぶための違法建造物は、必然的に短命だ」と投稿しています。

ウクライナは6月より、領土の奪還に向けた反攻作戦を本格化しています。その中で、ロシア軍の補給路を寸断するため、クリミア橋が標的になっているとの見方が出ていました。

一方、ロシアは攻撃を受けたほぼ24時間後の18日未明、南部のオデッサなどに対し、巡航ミサイルと無人機で攻撃するなど、報復に出た可能性が指摘されています。

また重要な橋が攻撃されたことを受け、ロシアは、ウクライナ産の穀物を黒海経由で輸出する国際協定(黒海イニシアティブ)を延長せず、今月18日に失効しました。ペスコフ露大統領報道官は「ロシアに関する部分が履行されておらず、協定は終了する」と発表しています。

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