国立西洋美術館(画像は Wikipedia より)

東京都内で初の世界遺産が誕生し、注目を集めている。

東京都内にある国立西洋美術館を含む「ル・コルビュジエの建築作品」が、このほど、世界遺産に登録された。国立西洋美術館は、西洋美術全般を取り扱う唯一の国立美術館として1959年に開館。一階の壁を取り払ったピロティや、屋上庭園を備えた近代的な建築物である。

ル・コルビュジエは、「住宅は住むための機械である」という言葉とともに、「建築、それは感動させること」という言葉を遺している。建築物中心の建築から、人間を中心とした建築へと変化させる思想が変わっていった。

世界遺産とはどんなものか

世界遺産は、ユネスコが主催する事業で、過去から現在へ引き継がれ、そして未来に遺していくべき「人類共通の遺産」とされたものが登録される。世界遺産は、文化遺産・自然遺産・複合遺産の三種類に分かれており、今回の国立西洋美術館は文化遺産に当たる。有名な世界遺産には、インドのタージ・マハルや、中国の万里の長城などがある。

世界遺産になるような物をつくることは、人間にとって一つの誇りである。しかし、単なる物のことを、人類最高の遺産、つまり、「後世への最大遺物」とは言えないだろう。

では、本当の「後世への最大遺物」とは何か。

『後世への最大遺物』という著書を遺した日本のキリスト教思想家である内村鑑三は、素晴らしい人生を生きることが後世への最大遺物になる、と述べている。

後世まで語り継がれる偉人としての人生を送ることは、その人にとっても幸福である。

幸福の科学グループ創始者である大川隆法総裁も、著書『幸福の科学大学創立者の精神を学ぶII(概論)』にて、幸福論を三段階に分け、その三段階目を「後世への最大遺物」を遺すことであると述べている。

世界的に暗いニュースが多い中で、世界遺産登録をきっかけに東京や日本も元気になり、より発展していくことを願いたい。(志)

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幸福の科学出版 『幸福の科学大学創立者の精神を学ぶII(概論)』 大川隆法著

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