世界一幸せな国・ブータン 経済成長路線に転換 豊かさを肯定するところに幸福が生まれる

2013.11.07

「世界一幸せな国」と言われたブータンのツェリン・トブゲイ首相が5日、産経新聞のインタビューに対し、「私たちは非常に幸せだが、貧しくもある」と発言。経済発展を目指すことが国民の幸福と不可分であるとの考えを示した。物質的な豊かさより精神的な満足度を重視する国民総幸福(GNH)を掲げてきたブータンが、方針転換を始めている。

今年7月の国民議会選挙で新しく首相に選出されたトブゲイ氏は、米ハーバード大を卒業した元官僚。選挙中から「GNHは国際的な注目を集めたが、国民の利益にはなっていない」と指摘してきた。同国の国勢調査では、国民の約97%が幸福であるとの結果が出ているが、実際には7%台にも上る若者の失業率や、インドに対して経済的に過度に依存する体質など、大きな問題を抱えている。

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