自由化でGDPが3倍に ジョージアの歴史に学ぶ(前編)

2016.08.31

旧ソ連の構成国として共産主義体制を経験したジョージア(旧グルジア)は、現在では自由の国に生まれ変わった。高官として、共産主義体制から自由主義体制への変革に携わったギア・ジャンディーリ氏に、自由のすばらしさについて聞いた。

(編集部 長華子)

経済学者

ギア・ジャンディーリ

プロフィール

(プロフィール)1961年生まれ。ジョージアテクニカル大学、トリビシ国立大学卒業。中央選挙委員会、ジョージアの財務省の局長等を経て、2001年に、新経済学派(New Economic School)を設立し、現在同機関の副理事。

共産主義は人々のやる気を奪う

――共産主義の問題はどこにあったと思いますか。

ジャンディーリ氏: 一言でいうと、人々の「やる気」を失わせるということです。共産主義は私有財産を否定します。私有財産を否定するということは、努力して何かを生み出したとしても「自分のもの」にならないということです。そのため、多くの人はやる気を失ったのです。

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