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台湾総統選の投開票が13日に控える中、野党・国民党の馬英九前総統が海外メディアの取材に対し、「両岸(中台)関係で言えば、習近平氏を信用しなければならない。習近平氏が台湾統一を推し進めていると考えていない」と答え、騒動を巻き起こしています。

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馬氏は10日に放送されたドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレのインタビューで、習氏を信じられるかと問われ、「両岸(台湾と中国)関係について言えば」と前置きし、「習氏を信用しなければならない」と主張しました。習氏が国営メディアを通じて新年を迎えるあいさつで「祖国(中台)統一は歴史的必然だ」と述べたことに関しては、「習氏が統一を推し進めているとは考えていない」と述べる一方で、統一は中華民国(台湾)の憲法にも書かれていると持論を正当化しました。

これに対し、与党・民進党は「社会の共通認識とかけ離れている」と強く非難し、同党の支持者を結束させる事態が起きています。国民党の総統候補である侯友宜(こう・ゆうぎ)氏は、馬氏の考え方は自身とは異なると釈明。「台湾の主流な民意は現状維持だ」と述べ、一国二制度にも反対する意思を強調するなど、火消しに追われています。

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