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14日に投票が行われたインドネシアの大統領選挙で、ジョコ現大統領の政策を継続すると訴え、ジョコ氏から支援を受けたプラボウォ国防相が、事実上の勝利宣言を行いました。

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インドネシアは、世界第4位の人口(2.7億人)を有し、その有権者は2億人を超え、半数以上が40歳以下です。今回の大統領選は「世界最大の直接選挙」として注目されていました。

大統領選には、プラボウォ国防相、前ジャカルタ州知事のアニス氏、前中部ジャワ州知事のガンジャル氏が出馬していました。

地元メディア「コンパス」は14日夜時点で、プラボウォ氏の得票率が58%で、アニス氏が25%、ガンジャル氏が16%だと伝えました。ただし、正式な開票結果は、選挙管理委員会が3月下旬に発表することになっています。正式な集計でいずれの候補も過半数に届いていなければ、6月に上位2候補による決選投票が行われます。

そうした中、プラボウォ氏は14日夜、首都ジャカルタでの集会で、副大統領候補としてペアを組んだジョコ氏の長男のギブラン氏(ソロ市長)とともに演説し、「この勝利は全てのインドネシア人のためのものだ」と、事実上の勝利宣言をしました。

プラボウォ氏の大統領選への立候補は今回が3回目で、前回、前々回ともジョコ氏に敗れています。

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