19日に台湾周辺で探知した中国軍機27機が、台湾が設定した防空識別圏に進入したと発表する台湾国防部のXより。

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中国軍は、過去最多の軍用機などを台湾周辺に差し向け、台湾に強い圧力をかけています。台湾国防部(国防省)は、台湾の安全保障に対する「深刻な挑戦」であるとし、「破壊的で一方的な行動」をやめるよう求めました。

《詳細》

18日、中国軍機103機と9隻の海軍艦艇が台湾付近で探知されました。中国軍機は台湾海峡の中間線を越えたり、台湾とフィリピンを隔てるバシー海峡を通過したりするなど、台湾海峡の安全を脅かしました。1日の飛来数は、4月10日に過去最多を記録した91機を上回っています。

さらに今月19日にも、55機の軍用機と7隻の艦船を台湾周辺で探知し、そのうち27機が台湾南西の防空識別圏(ADIZ)に進入したと、台湾国防部が発表。ここ数日で、累計150機以上を台湾に差し向け、台湾側が強く反発しています。

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