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米ウォルト・ディズニーが3月から社員に週4日の出社を求めていることが9日、明らかになりました。

《詳細》

ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は文書で、「現在ハイブリッドワーク(オフィスワークといわゆるテレワークの組み合わせ)で勤務している従業員は、月曜日から木曜日までを対面での勤務日目標として、週4日をオフィスで過ごすよう求められることになる」と説明しています。

米キャッスルズ・システムズによれば、アメリカのオフィスワーカーの出社率は、コロナ前と比較して2022年12月中旬時点で48%。週2~3日だけ出社するハイブリッドワークが定着する一方で、景気後退への懸念などから、オフィスワークを増やす方針を出す企業も増えていると伝えられています。

アイガー氏は社内メールで、今回の指示の理由として「我々のようなクリエイティブなビジネスでは、物理的に一緒にいることで仲間と繋がり、気付き、想像することが何事にも代えがたい」と強調していると報じられています。

21年にディズニーの会長職を引退するも、株価が低迷する中で22年11月にCEOとして復帰したアイガー氏は、復帰後初の従業員との会合で、自身がオフィスで多くの時間を過ごす計画だとし、冗談めかして「一人ぼっちにはなりたくない」と話したとのことです。

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