最近の、安倍政権の経済運営を見ていると、一つ大きな考え違いがあるようです。

それは「景気が回復しないことを、企業のせいにしている」ということです。

政府と経済界の対立

そのことを実感させる一つの例が、先週、政府と経済団体トップとの間で開かれた、「官民対話」の会合です。

甘利明経済財政・再生相は会合で企業側に対し、「投資しないのは重大な経営判断の誤りだ」と口火を切りました。安倍晋三首相も「今こそ企業が設備、技術、人材に積極果敢に投資すべきだ」と発言しました。