「もしあなたが、無神論者と結婚しようと考えているなら、家族からの猛反発を覚悟せよ」

アメリカの世論調査団体「ピュー・リサーチセンター」が、このほど行った政治的な指向についての調査で、対象者の49%が、肉親が無神論者を配偶者に選ぶことに嫌悪感を抱くと答えた。

政治的に保守系を支持する人々に限れば、実に79%。プロテスタント系のキリスト教徒では64%、共和党支持者の59%、カトリック教徒の55%が、「無神論者が家族になることに動揺する」と答えている。

一方、宗教以外の違いについては、それほど抵抗を感じないようだ。

共和党支持者、民主党支持者が、敵対する党の支持者と結婚することを嫌悪する人は10%以下で、そのほか、他国の出身者や異なる民族、大学教育を受けてない人、銃を所持する人との結婚についても、それほど嫌悪感はないという。

国民の20%が無信仰、あるいは特定の宗派や教会に所属しなくなっていると言われているアメリカだが、人生を共に歩む家族には、やはり「神への信仰」を持つことを強く望んでいるようだ。

また、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学が2011年、アメリカ人とカナダ人を対象に行った調査では、無神論者が強姦犯罪者と同じくらい信用できないという結果も出ている。研究を行ったウィル・ガーバイス氏は「神が自分自身の行動を見ていると感じない人を信じられない、という共通認識によるものではないか」と語っているという。

これらの調査からは、北米では、神への信仰が対人関係の基礎にあることが分かる。この調査結果を見て、唯物論・無神論者が多いと言われる日本人は、何を思うか。国際化が加速する中で、日本人は「信仰とは何か」「神仏とは何か」ということについて、真剣に考えなければいけない。(宮)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『Power to the Future』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=927

幸福の科学出版 『イエス・キリストに聞く「同性婚問題」』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1004

【関連記事】

2014年6月9日付本欄 アメリカ人の70%以上が「神の人類への関与」を信じている

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7968

2013年7月8日付本欄 【海外メディア】ツイッター上では信仰者のほうが無神論者より幸福

http://the-liberty.com/article.php?item_id=6296

2014年1月号記事 世界中の唯物論と戦う幸福の科学の覚悟-「宗教と唯物論の相克」 大川隆法 法話・霊言レポート

http://the-liberty.com/article.php?item_id=6977