大川隆法・幸福の科学総裁が13日、マリンメッセ福岡(福岡市)で大講演会「時代を変える奇跡の力」を行った。

会場には、約9000人が詰め掛け、約50分の講演は、同グループの中継網を通じて全国に同時中継された。

幸福の科学グループは、現在、日本に迫っている国防の危機について訴えている。幸福実現党が2009年に立党したのも、北朝鮮のミサイル発射に対し、当時の政権がなんら有効な手を打たなかったことがきっかけだった。

本講演でも大川総裁は、中国と北朝鮮の脅威が高まっていることに強く警鐘を鳴らした。

北朝鮮とイランの関係とは

現在、北朝鮮の水爆実験を受けて、過去最大規模の米韓軍事演習が行われている。演習の開始と時を同じくして、イランは弾道ミサイル発射実験が行われた。

大川総裁はこのことに触れ、北朝鮮とイランがつながっていることは、北朝鮮が水爆実験を行った直後の1月7日に収録された、金正恩第一書記の霊言『北朝鮮・金正恩はなぜ水爆実験をしたのか』で、すでに明らかにしていると述べた。

そして、北朝鮮とイランの弾道ミサイル技術は中国から入っていることを指摘し、次のように語った。

非常に残念ですが、世界においては、正直だけで、政治や外交が成り立っているわけではありません。計算づくで、自分たちが有利になる方向に引っ張っていこうとしている人たちがたくさんいるのです

大川総裁は、いわゆる護憲運動や原発運動の背景にある中国の意図を明らかにしながら、「 私は宗教家として、やはり、日本人全体を危機にさらすことはできないのです 」と、人類への深い愛ゆえに国防強化や宗教融和に対する言論を発信していることを情熱的に訴えた。

日本を守るための幸福実現党の活動

講演に先立ち、今年7月の参院選に福岡選挙区で立候補予定の幸福実現党のよしとみ和枝氏と、同党政調会長の江夏正敏氏が、「子供たちの未来を守りたい」と題して対談を行った。

28年間に渡って小学校の教師を務めたよしとみ氏は、かつて「自虐史観」に基づく教育を行っていたが、大川総裁の著書に出会い、子供たちは神仏の子であり、無限の可能性を持っているという確信を持った。その後、善悪の価値観や偉人の生き方を教えたことで、いじめや学級崩壊はなくなっていったという。

よしとみ氏は「教育が変われば日本は変わる」という信念で「素晴らしい教育を日本中の子供たちに行いたい」と決意を述べた。

江夏政調会長は、子供たちの未来を守り、平和な世界を守るために国防の大切さを強調。さらに、消費増税によって財政再建はできないと力説し、経済成長は国家のリーダーである政治家が心の奥で発展を望んでいるか否かにかかっていると述べた。

そして、日本が低迷している原因には「自虐史観」があるとし、「日本は素晴らしい国であることを認め、平和で豊かで明るい社会をつくっていきたい」と訴えた。

続いて、九州と山口、広島の候補予定者の紹介と釈党首の挨拶が行われた。

釈党首は幸福実現党支持者への感謝を述べ、「今の政治を根底から変えようとしている幸福実現党の志、誠の心にご注目いただきたい」とさらなる支援を呼びかけた。

なお、大川隆法総裁の講演では、他にも以下のような論点への言及があった。

  • あの世に還ったときに最初に聞かれること。
  • 宗教である幸福の科学が「科学」と名乗っている理由とは。
  • 万が一、台湾が中国に組み入れられた場合の日本への影響とは。
  • 「原発ゼロ」は正義なのか。
  • 安倍政権が考える、米軍普天間基地の辺野古以外の移設先とは。
  • なぜ宗教は大切なのか。

この法話は、幸福の科学の全国の支部、精舎、拠点において、拝聴できる。

支部や精舎への問い合わせは、以下の連絡先まで。

・幸福の科学サービスセンター

Tel:03-5793-1727 : 火~金/10:00~20:00 土日/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

http://map.happy-science.jp/ まで。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『北朝鮮・金正恩はなぜ「水爆実験」をしたのか 緊急守護霊インタビュー』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1612

【関連記事】

2016年3月13日付本欄 普天間基地の移設候補地になった鹿児島の無人島とは?

http://the-liberty.com/article.php?item_id=11049

Web限定記事 北朝鮮、核の小型化に「成功」 金正恩守護霊が90分間激白!

http://the-liberty.com/article.php?item_id=10737

2016年3月8日付本欄 過去最大の米韓軍事演習 この演習の意味とは?

http://the-liberty.com/article.php?item_id=11032