格差なしではモーツァルトは音楽家になれなかった【鈴木真実哉のHSU流・経済塾(1)】
2015.03.30
経済学者
鈴木真実哉
プロフィール
(すずきまみや)1954年生まれ。早稲田大学大学院を修了。金融論、貨幣論、シュンペーターやハイエク理論を研究。主な著書に、『格差社会で日本は勝つ』(幸福の科学出版)、『カオスの中の貨幣理論』(共著、雄松堂出版)などがある。2015年開学の私学ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)経営成功学部のディーンを務める。
「格差批判はなぜ問題なの?」
「どうすれば国は豊かになるの?」
「金融は危ない稼ぎ方なの?」
こうした疑問について考える中で、経済学の基本的な考え方を学ぶことができる。
本コーナーでは、4月に開校する私塾「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)」の経営成功学部ディーンの鈴木真実哉氏に、経済の諸問題について話を聞いていく。第1回と第2回は、経済で生まれる格差について。
今回のポイント
- 「分配」ばかりを考え「創出」を考えない経済学に注意
- 「高度な文化」と「富裕層の存在」の密接な関係
- 富を持つ企業家には、もともと大きな責任や義務がある
ピケティ理論はマルクスの資本論と同じ
――資本主義では経済格差が生まれます。そのことを問題視したフランスの経済学者トマ・ピケティの著作『21世紀の資本』が売れています。この著作の問題点は何ですか?
(参照:3分でわかるピケティ理論 http://the-liberty.com/article.php?item_id=9241 )
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