小林早賢

プロフィール

(こばやしそうけん)東京大学経済学部卒業後、旧通商産業省を経て、幸福の科学に入局。現在、広報及び幸福の科学大学担当。
宗教、政治経済、経営、歴史、神秘思想、未来科学、UFOなど幅広い分野に精通している。

現代の日本語が「漢字仮名交じり文」で表わされており、「現在使用されている『仮名文字』も漢字を崩して作られたもの」と言われていることから、多くの日本人は、漠然と「日本語は大陸(中国)由来で、中国から伝来してきた」くらいに、軽く考えているかもしれない。事実、それを吹聴する左翼系の学者も少なからず存在はする。

しかし、そのような見方は、正統な言語学の見解からすると、とんでもない間違いである。

日本語の起源は、中国で漢字が成立したとされる約四千年前をはるかにさかのぼり、弥生時代はおろか、少なくとも縄文時代の最初期、つまり1万年以上前までさかのぼることは、言語学の常識と言ってよいだろう。「実は本当の起源はもっと古い」という「学問上大変有力な説」もあるのだが、それについては後段で触れる。

したがって、近年韓国の学者が主張した「日本語は朝鮮(百済)起源」などという説は、世界の言語学の水準から見て、全くもって問題外のレベルなのだ。

今回の「多次元総研」では、左翼系の人文科学者達が必死で覆い隠そうとしている、あるいは思考停止している「日本語の起源の本当の姿」の一端を紹介してみたい。なぜならそれが、「実(げ)に恐ろしきは、かくの如き洗脳なり」を、地で行っている世界だからだ。