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ハンター・バイデン氏のビジネスパートナーとして、ウクライナなどで海外ビジネスを手掛けてきたデボン・アーチャー氏が7月31日、米下院監視・説明責任委員会で、バイデン一族が絡んでいる不正疑惑について証言しました。

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監視委のプレスリリースによると、アーチャー氏は非公開で行われた4時間にも及ぶ聞き取り調査の中で、ハンター氏がバイデン一族を富ませるために、父親のジョー・バイデン氏を"ブランド"として世界中に売り込んでいたと認めました。

アーチャー氏は、ハンター氏がビジネスパートナーらとの商談(夕食会)中に、当時副大統領だったジョー・バイデン氏に電話をかけて、スピーカーフォンを通して20回以上話をさせたと証言しました。これには、仏エネルギー企業とのフランスでの夕食会や「渤海華美(上海)股権投資基金管理有限公司(BHR パートナーズ)」のジョナサン・リーCEOとの中国での夕食会が含まれています。ちなみにバイデン氏は、リー氏の娘のために大学への推薦状も書いています。

監視委委員長を務める共和党のジェームス・コマー下院議員は声明を発表し、「今日の証言は、ジョー・バイデンが息子のビジネス取引について何も知らず、関与していないと言った時、米国民に嘘をついていたことを裏付けるものだ」と述べました。そして、「下院監視・説明責任委員会は、バイデン一族(Bidens)の資金の痕跡を追い続け、証人への聞き取り調査を行い、外国勢力がバイデン一族を標的にしたかどうか、バイデン大統領が危険にさらされ、腐敗しているかどうか、そして我々の国家安全保障が脅かされているかどうかを明らかにする」としています。

聞き取り調査の中で、アーチャー氏は、ウクライナの国営天然ガス会社「ブリスマ」のオーナーと重役が2015年12月、汚職で同社を捜査していたウクライナの検察官からの圧力に直面していた時、ハンター氏にワシントンからの助けを得るよう、絶え間なく圧力をかけていたと指摘。ハンター氏はこの問題について話し合うために、オーナーや重役とともに「D.C.に電話をかけた」と話しています。

また、2014年春には、バイデン副大統領(当時)は、ワシントンで開かれたハンター氏やその関係者たちのビジネス夕食会に参加。この夕食会には、前モスクワ市長の妻でロシア人オルガルヒ(新興財閥)のエレナ・バトゥリーナ氏も同席していました。現在バイデン政権が公表しているロシア人オルガルヒに対する制裁リストに、バトゥリーナ氏は含まれていません。

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