《ニュース》

11月8日の米中間選挙をめぐり、米ニューヨーク・タイムズ紙が共和党の優位を報じました。特に顕著な傾向として、無党派層の女性が共和党支持に傾いていることを指摘しています。

「経済が有権者に影響を与える中、世論調査で共和党が優位に」と題して、10月17日付の一面に掲載しました。

《詳細》

ニューヨーク・タイムズ紙によれば、投票に行くと思われる回答者のうち、49%が「共和党に投票する」と答えた一方、「民主党に投票する」と答えたのは45%だったとのことです。

同紙は過去の結果と比べて、無党派層が共和党に傾いていると指摘。特に、無党派を自認する女性が共和党支持に回っていることを顕著な特徴として取り上げました。

9月に実施した調査では、14ポイント差で民主党を好む無党派女性が多かったのに対し、今回の調査では18ポイント差で共和党支持が上回っているとのことです。同紙は、民主党陣営が人工妊娠中絶を争点とし、「中絶する権利に脅威を与える共和党」を批判してきたことなどを踏まえると、「これは驚くべき変化」だと論じました。

同紙は、「中絶より経済の方がずっと大きな政治問題であることが判明した」とし、民主党劣勢の背景には経済の悪化があると指摘。以前にも増して「経済問題に焦点を当てる有権者の割合が増えていること」が、民主党の支持者が減っている原因だと分析しています。

さらに同紙によれば、ガソリンや日用品の大幅な価格高騰を受け、民主党員だった有権者も共和党への投票を考えているといいます。

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