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アメリカのバイデン大統領が就任後初の外交政策についての演説で、「ロシアは我が国の民主主義に打撃を与えようとする強い意志を持つ」などと批判しました。

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バイデン氏は国務省での演説で、「中国はアメリカと争う野心を抱き」、強圧的行動や人権侵害、知的財産の侵害によってアメリカの繁栄や安全保障、民主的価値観に挑戦していると指摘。我が国は直接的に対抗するとしつつ、「国益にかなうなら中国政府と協力する用意がある」と発言しました。

ロシアについては、米大統領選への選挙干渉を持ち出すとともに、サイバー攻撃や国民の毒殺などを挙げ、「アメリカが無抵抗な時代は終わった」「ロシアに支払わせる代償を釣り上げることも辞さない」とも述べています。

さらに、トランプ政権は、ロシア抑止のためにドイツに駐留する米軍について「ドイツの国防費支出が不十分」と削減する意向でしたが、バイデン氏は当面、この削減計画を中止すると発表しています。

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