11日の中国のステルス戦闘機「殲20」の試験飛行実施に対抗し、18日、今度は台湾が迎撃ミサイルなどの実弾演習を行った。

親中派で、中台関係の改善を進めていた馬英九政権だけに、こうした中国を刺激する動きを取ったことには一見驚く。

だが、中国は2020年までに台湾を統一するつもりだと言われており、そのための軍備拡張を、中国は水面下でも表立っても、続けてきている。大陸間弾道ミサイル、巡航ミサイル、ステルス戦闘機、対艦弾道ミサイルなどの開発・製造や、空母の建造がそうだ。

馬総統が観閲後、防衛能力向上の必要性を説いているように、たとえ戦争する気はなくとも、このような「自分の国は必ず自分で守る」という意思を世界に明確に発信することは、独立国家として当然だ。(吉)

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