世界の車など乗物専門のマニュアル誌を発行するイギリスのヘインズ社が、『エイリアン・アブダクション(オーナーズ・レジスタンス・マニュアル)』を出版したとカナダ、バンクーバーの地方紙ノース・ショア・ニュースが伝えている。
その名のとおり、エイリアンにアブダクションされそうになったとき、いかにレジスタンス(抵抗)するかというマニュアルだ。カラーのイラストとエイリアンによるアブダクション情報満載の立派なハードカバーのマニュアル本である。
記事では、「あなたは宇宙船に拉致されることを心配したり、エイリアンが悪夢に現れたりしたことはありませんか? もしエイリアンに襲われると思うのなら、この本はあなたにとって必要な参考書となるでしょう」と薦めている。
目次をみると、いくつかのエイリアンを詳しく紹介している「エイリアンの知識101」から、具体的な戦い方、彼らのウィーク・ポイントや人間の心を読むという彼らの武器にどう対抗するか、家を地下基地化するなどの防御法も紹介されている。「軍のためのガイドライン」「地球防衛」など話は大きくなっていき、おまけに「テスト」を受けて、エイリアン・ファイターに授けるエイリアン防衛認定書まで勝手についてくる。
ヘインズ社は、自分でメンテナンスしたい人のための車のマニュアル本で有名な大人のための本の出版社だ。以前"空の乗物"ということで『UFO調査マニュアル』を出したことがあるが、今度は、UFOに拉致されないためのマニュアルに手を広げたようだ。
アメリカでは、「エイリアン・アブダクション保険」、ドイツやハワイには「エイリアン専用着陸場」があり、ニュージーランドの新聞は「アメリカばかりに行かないでうちにも来て」とエイリアンに呼びかけた。イギリスの小学校では、UFO墜落事件調査がレポートの課題になり、クリスマスの降誕劇にエイリアンが登場するというニュースも流れた。
とりあえずエイリアンには会ったことがなくても、もうUFOネタは日常化している。願わくは、次のステップには、平和裏なコンタクトと宇宙開国の方法についてのマニュアルが欲しいものだ。(純)
【関連記事】
2013年11月4日付本欄 【UFO報告】「UFOハンター必携マニュアル」英で出版 日本で見つけたUFOはどこに報告する? (前編)
http://the-liberty.com/article.php?item_id=6881
2013年5月6日付本欄 宇宙人に誘拐されたら保険金 アメリカで広がる?
http://the-liberty.com/article.php?item_id=5994
2014年4月11日付本欄 ドイツが正式にUFOを迎える準備を始めた?!
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7669
2014年7月19日付本欄 ハワイ王国は宇宙人と仲良し? 世界で2つ目のUFO着陸地がオープン
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8149
2014年12月8日付本欄 ニュージーランド紙がUFO招致を提言
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8875
2015年2月2日付本欄 イギリスの小学校、理科の調査テーマは"UFO墜落"