アメリカ全土が、2014年末から寒波に見舞われている。そんな中、ケンタッキー州ハーラン郡の警察が19日、Facebookの公式ページに、『アナと雪の女王』のキャラクター「女王エルサ」がこの寒波をもたらした容疑者であるとする「指名手配書」を公開し、注目を集めている。
「指名手配書」には、「容疑者は女性で金髪。『レット・イット・ゴー』という曲を突然歌い出すことが分かっている」「天候に関して言えば容疑者は非常に危険。一人で取り押さえようとしないこと」といった説明が書いてある。
もちろんこれはアメリカ流のジョークであり、同Facebookページでは直後に「冗談はさておき、天候は依然として非常に危険な状態にある」と投稿された。「指名手配書」は、警告に注目を集めるための、話題作りだったようだ。
ケンタッキー州やテネシー州では、雪による交通事故や停電で、暖房が使えないことによる死者も出ている。17日には、積雪の影響で首都ワシントンの政府機関が閉鎖した。また、マサチューセッツ州ボストンでは、この冬の積雪量が2メートル50センチを超えた。これは例年の10倍だ。ニューヨークの19日までの月間平均気温はマイナス4.2度で、2月としては120年ぶりの寒さだという。
今回の寒波は、確かに「雪の女王」のような人知を超えた力の影響とでも言いたくなる程の異常さだ。
「人知を超えた力」という発想は、あながち冗談では済ませられないかもしれない。異常気象は単なる自然現象ではなく、神々の警告であることもある。
日本では2012年11月末、北海道を猛吹雪が襲い、最大5万6000戸で停電が起きた。大川隆法・幸福の科学総裁は直後の12月7日に天照大神の霊言を収録。天照大神の霊は、この悪天候が「電力供給の事情について、よく考えるように」という神示だったと明かした。当時行われていた衆院選では「脱原発」「卒原発」を掲げる政党が乱立。一方、北海道電力は泊原発の再稼働の見通しが立たず、電力供給に不安を抱えていたのである。
今回の寒波が何かアメリカの政治に教訓を与えてくれるとすれば、どのようなものだろうか。
オバマ大統領は、2日に議会に提出した2016年度の予算教書に、地球温暖化対策のために74億ドルという過去最高の予算を付けた。しかし、二酸化炭素の排出で温暖化が進んでいるというのは仮説にすぎない。それどころか、むしろ地球は「寒冷化」に向かっているという指摘もある。アメリカで子供向け科学番組の解説者として有名なビル・ナイ氏は、続く寒波などを受け、「温暖化」という呼び方を否定し、「気候変動」と言い換えるべきだと主張している。
オバマ政権は、アメリカ全土を襲ったこの寒波を、政策見直しのきっかけと捉えることもできるだろう。(晴)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『夢のある国へ――幸福維新』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=107
幸福の科学出版 『天照大神のお怒りについて』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=722
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