「宇宙人は必ずいる。しかしどこに?」「遭遇する前に、何を準備しておくべきか」――。今や科学者たちだけではなく、哲学者や神学者も"未知との遭遇"について真剣に想定している。

米ハーバード大学の広報新聞「ハーバード・ガゼット」や、日刊新聞「ハーバード・クリムゾン」では、同大学の天文学部長アブラハム・A・ローブ博士による、地球外生命探査の最新技術に関する記事を掲載している。

それによると、宇宙の光の中に人工の光を見つけることができたら、知的生命の証拠になる。

海王星の軌道の外にあるカイパーベルトという小惑星などの密集した領域が発する光の渦の中には、レーザー光線のような人工的な光が紛れ込んでいるかもしれない。東京サイズの都市の光なら、この距離からでも見つけることができる。また、生物学的な粒子や赤外線探知、工業的な汚染物質の検出など、最新の宇宙望遠鏡を駆使して地球外生命体(ET)の証拠が見つかることを期待しているという。

ローブ博士は、もし"彼ら"に出会ったとしたら、宇宙のダークマターやダークエネルギーについて尋ねたいとしている。

また、米国議会図書館のニュースによると、9月18、19日、NASAと議会図書館が共同で、宇宙生物学シンポジウムを開催。そこでは、微生物レベルから知的生命体まで、地球外生命と出会う前に、我々は何を準備するべきかが議論された。

天文学などの科学者だけではなく、歴史学者、哲学者、神学者や、地球外知的生命探査(SETI)機関の専門家などが集められ、「遭遇時の社会的インパクト」や「神学や哲学が、この変化をどう理解していくべきか」「人間中心主義をどう乗り越えるか」など、来たる遭遇に向けて、あらゆるシナリオが熱く議論された。

ETに遭遇することが前提にされ始めている理由は、過酷な環境下でも生存可能な微生物の存在や、近年、太陽系外惑星が多く発見されたことだ。つまり「いないと考える方が、無理がある」ということである。

英字マスメディアでは「我々は宇宙で孤独なのだろうか」という記事を目にすることが多いが、すでに地球は、遭遇に向けて準備段階に入っているのかもしれない。(純)

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