御嶽山噴火で死傷者多数(各紙)

長野・岐阜の両県にまたがる御嶽山(3067m)が噴火。多くの登山客が巻き込まれた。噴石がぶつかったり、噴煙を吸い込んでヤケドしたりして、山頂付近にいた人の中で心肺停止状態に陥っている人もいるという。今回の噴火については、約2週間前に地震活動が活発化したが、気象庁は予知できなかった。

⇒けがをされた方々にはお見舞い申し上げ、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたい。今後とも、科学技術を発展させ、自然災害や天変地異から人命や財産を守る努力は必要だ。しかしそれ以前に知るべきは、「なぜ天変地異が起こるのか」という点ではないか。古来、天変地異や疫病などで国が乱れるのは、その国を治める為政者に徳がないためで、天が地上に災厄を起こして警告すると考える「災異(さいい)説」という思想がある。デング熱の拡大もあるが、今、天は日本に何を警告しているのだろう。

米シカゴ大学 「孔子学院」閉鎖(日経新聞など)

アメリカの名門シカゴ大学が、29日で切れるキャンパス内の中国語教育機関「孔子学院」との契約を延長しないことを発表した。チベット問題や民主化運動に関する議論を禁じていた孔子学院を問題視。一部の教授陣から「学問の自由に反する」と抗議の声が上がっていた。同学院には、中国政府が全額出資して講師を派遣しており、「中国政府の一機関」などと批判されている。

⇒孔子学院は、昨年末時点で、115カ国・地域に440校あり、アメリカやカナダには90カ所以上あるという。だが今春、米国大学教授会が全米の大学に対して、孔子学院の誘致の是非を見直すよう勧告するなど、警戒する動きが広がっていた。中国の「対外宣伝のための工作機関」と揶揄されることもある。日本には10カ所以上あるとみられるが、今後、日本の各大学はどう動くか。

インドのモディ首相が訪米 アメリカ側は異例の歓待ぶり(産経新聞)

モディ首相が26日、米ニューヨークに到着。今年5月の首相就任後、初めての訪米となった。オバマ米大統領は、29、30日の2日間にわたり、モディ氏をホワイトハウスに招いて会談する予定。異例の歓待ぶりを示している。この背景には、「モディノミクス」と呼ばれる経済政策への期待と、「テロとの戦い」や、軍拡を進める対中国戦略があるという。

⇒アメリカ政府は、モディ氏がグジャラート州首相時代にイスラム教徒虐殺を黙認したことについて、05年、モディ氏が求めてきた入国ビザの発給を拒否した経緯がある。今回のアメリカの対応の良し悪しを指摘するつもりはないが、国際政治は大局観が必要だ。ロシアのプーチン大統領も、ウクライナ問題で欧米から吊るし上げに遭い、秋に予定していた訪日は延期される見通し。だが日本は、対中国戦略を考慮すれば、国際社会とのバランスを取りつつ、ロシアを味方につけなければ、国の存立が危うくなる。

【HS News】

幸福の科学学園高校(栃木県)の硬式野球部は、27日に行われた秋の県大会の準々決勝で、4年連続で夏の甲子園に出場している強豪・作新学院と対戦。健闘したが、1対8で敗退した。同野球部は創部5年目ながら、8月末の県の交流戦で勝ち進み、今大会で初めてシード校に選ばれ、ベスト8進出を決めていた。

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2012年10月8日付本欄 中国との諜報戦争はすでに始まっている

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2014年9月12日付本欄 日本海に中露が港を共同開発 プーチン大統領の訪日は実現するのか?

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2014年9月24日付本欄 【HS News】創部5年目の幸福の科学学園高校野球部 秋の県大会で初のベスト8進出

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