中国語や中国文化の教育・宣伝機関である孔子学院の実態について、世界的に論争が起きている。

孔子学院とは、中国教育省が資金を出して、世界中の大学内に付属する形でつくられた教育機関で、現在、世界中で350以上あり、日本では2005年に立命館大学に開設されてから12大学に広がっている。

問題なのは、この機関が「洗脳・スパイ機関」ではないかという疑いがあることだ。カナダでは2010年にカナダ情報局が外国の諜報活動に気をつけるよう国民に警告するリストの中に、孔子学院が含まれていた。アメリカでは2012年5月、孔子学院の中国人教師にビザを発給しないと通達したことがあった。日本では2010年、大阪産業大学の事務局長が孔子学院を「文化的なスパイ機関みたいなもの」という発言をして辞任勧告を受けている。

事実、2009年、中国教育省は「孔子学院は我が国の外交と対外宣伝工作の重要な一部だ」と述べており、孔子学院は「政治活動」であることを認めたわけだ。

幸福の科学総裁の大川隆法著『神武天皇は実在した』(幸福の科学出版)には、神武天皇の霊の霊言として次のように書かれている。

「中国は孔子学院というものを、あちこちでつくり始め、それを拠点にして、反日運動や反日教育を行っているようです」「孔子学院と称して、反日映画を見せたりしているところも数多くある」

尖閣問題をめぐって日中間の武力衝突の可能性もある中、すでに諜報戦、思想戦という情報戦争はもう始まっていると肝に銘じるべきだろう。(純)

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