4月27日、幸福の科学・東京正心館において、「幸福実現党立党5周年記念大会」が行われた。その様子は全国の幸福の科学の精舎や支部に衛星中継され、会場には多くの党員たちが詰めかけた。

幸福実現党は、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁が2009年4月に立ち上げた宗教政党で、民主党政権による国難の到来を予言し、国の方向性を正すために数多くの政策を打ち出してきた。

米軍普天間基地の辺野古移設や原発推進、消費増税反対、集団的自衛権の行使容認、憲法改正など、同党の主張の多くは実際に世論を大きく動かし続けている。

立党5周年という節目を迎えた今回の立党大会では、釈量子党首を始め、江夏正敏政調会長などが、党員並びに支持者への感謝の念を述べると共に、次期国政選挙や来年の統一地方選での必勝を誓った。宗教法人・幸福の科学からも、石川悦男理事長が駆け付け、同党に激励の言葉を贈った。

釈党首は冒頭、「幸福実現党の時代は近い」と語り、同党がマルクスの『共産党宣言』を葬り去り、神仏の願われるユートピア社会の実現を目指して創設されたことを踏まえて、「幸福実現党の立党の原点に回帰したい」と強調した。

さらに、先日オバマ大統領が韓国を訪問した際の「慰安婦は人権侵害」という発言には、中韓米が結託して日本を降伏させる意図が隠れていると指摘し、「日本がイニシアチブを取り、はっきりとした言論で反論していくべき」と訴え、日本が半主権国家であることに警鐘を鳴らした。

そして、国の向かうべき方向を指し示せる幸福実現党は、「日本に不可欠の存在になってきている」と断言。最後には、次期国政選挙と来年の統一地方選での勝利を誓うと共に、「三度、神風を起こすために仲間の力を結集したい」「幸福実現党から英雄の方に立ち上がっていただきたい」と訴えかけた。

大会では他にも、来年の地方選に出馬予定の候補者たちが登壇して、党員への感謝と決意を述べた。

大会に参加した人たちからは、「熱の入ったお話で感動した。日本には真の宗教政党が必要」(60代男性)、「政権を取ってほしい。正義を貫いてほしい」(50代男性)、「国防をやってほしい。与党は言うだけでできなさそう」(20代女性)などの声が挙がっていた。

世論の逆風の中、5年間正論を主張し続けている同党は、間違いなく日本の帆柱となりつつある。来年の地方選と次期国政選挙で議席を獲得し、国民政党として成長できるか否か、これからが正念場になる。

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